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早いもので本年も残すところ、あとわずかとなりました。

1年間大変お世話になり、心より感謝しております。

早く新型コロナウイルスが収束し、以前と同じように皆さまとお会いできることを切に祈念しております。

今後も引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んでまいりますので、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


誠に勝手ながら、当店では以下の期間につきましては、 休業とさせていただきます。


     12月30日(水)~1月4日(月)


1月5日(火)からは通常営業いたします。

ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、 ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


新しい年の皆様のご多幸をお祈りいたします。


【マスク越しのコミュニケーションをスムーズに】


現在、新型コロナウィルスの感染予防のために、マスクを着用して外出することが新たな日常となっています。 しかし難聴の人にとっては、マスクで口元が見えなくなると、相手の口の動きや表情など視覚的な情報が得られにくくなり、周囲の会話がいつもより上手く聞き取れず、不便を感じることもあるでしょう。 ソーシャルディスタンス確保のために、相手と一定の距離をとって話さなければならない状況もコミュニケーションを図るうえでの障壁になります。 ご家族や友人、同僚など周囲に難聴の方がおられる場合は、どんなことに気を付ければよいでしょうか?


●いつも以上にゆっくり・はっきりを心がける マスクを着用すると、声のボリュームが自ずと下がってしまうため、大きな声を出せばいいと思いがちですが、音のボリュームだけが「聞き取りにくい」要因ではありません。 マスクによって話し声がこもり、言葉がはっきり聞こえなくなることも、聞き間違いや聞きもらしにつながりやすくなります。 そのため、いつも以上に「ゆっくり、はっきり」と話し、話しかけていることが分かるように、目線を合わせることも心がけてください。 難聴の人と話すときは、向かい合って話すことを意識すると良いでしょう。


●どうしても伝わらないときは? ゆっくり、はっきりを心がけても伝わりにくいこともあると思います。 そんなときは、大事な用件は紙に書く、筆談をするなど、視覚情報と合わせて伝えるのも有効な方法です。 最近ではスマートフォンを持っている人も多いので、音声文字変換アプリをインストールし、いざというときに使えるようにしておくのも便利かもしれません。

補聴器を装用している場合は、補聴器の音を調整することで、マスク着用時の声が聞き取りやすくなる場合もあります。 お困りのことがありましたら、補聴器センターめいりょうまで、一度ご相談ください。


補聴器をつけている時に「ピーピー」と音がする現象をハウリングといいます。 今回は、ハウリングが起こる原因や抑制方法、また補聴器に搭載されているハウリング抑制機能についてお話いたします。

●補聴器のハウリングはなぜ起こる? ハウリングは、耳栓と耳の間から音が漏れてしまっていることが原因で起こります。 補聴器は、マイクに入って来た音をアンプで増幅し音の調整をして、レシーバーから音を出すという仕組みになっています。 そのため、漏れた音は再びマイクが拾ってアンプで音が増幅され、そして再び音が漏れて、またマイクがその音を拾うといったことが繰り返されます。 しかも音量は補聴器を通過するたびに大きくなるため、最終的にピーピーという音が鳴り出してしまうのです。

●ハウリングを防ぐ方法 ハウリングは耳と耳栓の隙間から音が漏れることで起こるため、ハウリングは耳に耳栓(耳あな型の場合は補聴器自体の形)をきちんと合わせることが大切になります。 また補聴器の中には、ハウリングを抑制する機能(ハウリング抑制機能)を搭載しているものもあります。

●ハウリング抑制機能 ハウリング抑制機能は、主に3つの方法でハウリングを抑制します。 1つ目は、特定の音の増幅の幅を小さくする方法。 ハウリングが発生する特定の高さ(周波数)の音だけ、補聴器から出る音の音量を下げるというものです。 2つ目は、ハウリングの音と反対の音(逆位相の音)を加えることでハウリングの音を打ち消す方法。 3つ目は、補聴器を循環する音の高さ(周波数)をずらす方法です。 ハウリングは特定の周波数帯域で起きるため、出力される音の高さをずらすことで、ハウリングの発生を防止します。 メーカーや商品によって使われている技術は異なりますが、基本的には上述した技術を組み合わせながら効果的にハウリングのコントロールを行っています。

しかし耳栓をきちんと合わせても、ハウリング抑制機能を利用してもハウリングが抑えきれない場合があります。 そんなときは、耳栓や補聴器の形が耳に合っていない可能性があります。 特に耳あな型の場合、耳の穴の形をとって補聴器をつくりますが、耳の形は年数と共に変わり、耳と形が合わずにハウリングが起こりやすくなってしまうこともあります。

対策を講じてもハウリングが止まらない場合は、補聴器センターめいりょうまで一度ご相談ください。


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